
「クラウドエンジニアって需要があるって聞くけど、未経験からなれるの?」「AWSを学んで転職するには何から始めればいい?」こんな疑問を持っている方、いますよね。
AWS公式の入門ガイドも初心者には非常に参考になります。
結論から言うと、未経験からクラウドエンジニアへの転職は十分可能です。クラウド人材は2026年現在でも深刻な人材不足が続いており、企業はポテンシャル採用にも積極的なんですよね。
ただし、「何から始めればいいかわからない」と迷っているうちに時間だけが過ぎてしまうのはもったいない。この記事では、未経験からAWSクラウドエンジニアに転職するための具体的なロードマップを6ステップで解説していきますよ。
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クラウドエンジニアの仕事内容と年収相場
まず、クラウドエンジニアがどんな仕事をしているのかを確認しておきましょう。最初にゴールのイメージを持つことが学習効率を上げるコツなんですよね。
主な仕事内容
- クラウドインフラの設計・構築:AWS、GCP、Azureを使ったサーバー・ネットワーク環境の設計と構築
- インフラのコード化(IaC):TerraformやCloudFormationを使ってインフラをコードで管理
- 運用・監視:CloudWatchやDatadogなどでシステムの稼働状況を監視し、障害対応を行う
- コスト最適化:クラウド利用費を分析し、コスト削減の施策を立案・実行
- セキュリティ対策:IAMの設計、VPCの構成、セキュリティグループの管理など
年収相場(2026年)
| 経験年数 | 年収相場 | レベル |
|---|---|---|
| 未経験〜1年 | 300〜400万円 | 運用・監視中心 |
| 1〜3年 | 400〜550万円 | 構築ができるレベル |
| 3〜5年 | 550〜750万円 | 設計ができるレベル |
| 5年以上 | 700〜1000万円以上 | アーキテクト・リードレベル |
注目すべきは年収の上がり方が早いこと。人材不足が続いているおかげで、経験3年で550〜750万円のレンジに到達する人も珍しくないんですよね。従来のインフラエンジニアと比べても、キャリアアップのスピードは速いですよ。
dodaの平均年収ランキングによると、ITエンジニアの年収は他職種と比較しても高い水準にあります。
ステップ1:IT基礎知識を身につける(1〜2ヶ月目)
いきなりAWSの勉強を始めたくなる気持ちはわかりますが、まずはITの基礎知識を固めることが大切です。基礎がないままクラウドを学んでも理解が浅くなってしまうんですよね。
学ぶべき基礎知識
- ネットワークの基礎:TCP/IP、DNS、HTTP/HTTPS、IPアドレス、サブネットの仕組み
- Linuxの基本操作:ファイル操作、パーミッション、プロセス管理、パッケージ管理
- サーバーの基礎:Webサーバー(Apache/Nginx)、データベース(MySQL/PostgreSQL)の基本概念
- セキュリティの基礎:ファイアウォール、暗号化、認証・認可の基本
おすすめの学習リソース
- 「キタミ式イラストIT塾 基本情報技術者」:IT基礎を網羅的に学べる定番書籍
- Linux入門(ドットインストール、Progate):ハンズオンでLinuxコマンドを覚える
- 「マスタリングTCP/IP 入門編」:ネットワークの基礎を学ぶ名著
この段階で基本情報技術者試験にも挑戦しておくと、転職時に基礎知識の証明になります。この試験の知識はクラウドの学習にもそのまま活きるんですよね。
ステップ2:AWSの基礎を学ぶ(2〜3ヶ月目)
IT基礎を押さえたら、いよいよAWSの学習に入ります。最初はサービスの多さに圧倒されるかもしれませんが、全部覚える必要はないので安心してくださいね。
まず覚えるべきAWSサービス(主要15個)
| カテゴリ | サービス名 | ひとことで言うと |
|---|---|---|
| コンピューティング | EC2 | 仮想サーバー |
| コンピューティング | Lambda | サーバーレスで関数を実行 |
| コンピューティング | ECS / Fargate | コンテナの実行環境 |
| ストレージ | S3 | オブジェクトストレージ |
| ストレージ | EBS | ブロックストレージ(EC2用) |
| データベース | RDS | マネージドリレーショナルDB |
| データベース | DynamoDB | マネージドNoSQL DB |
| ネットワーク | VPC | 仮想ネットワーク |
| ネットワーク | CloudFront | CDN(コンテンツ配信) |
| ネットワーク | Route 53 | DNS管理 |
| セキュリティ | IAM | アクセス管理 |
| 監視 | CloudWatch | 監視・ログ管理 |
| IaC | CloudFormation | インフラのコード化 |
| メッセージング | SQS | メッセージキュー |
| メッセージング | SNS | 通知サービス |
おすすめの学習方法
- Udemy「AWS認定ソリューションアーキテクト アソシエイト」講座を受講(セール時1,500〜2,000円)
- AWSの無料枠でハンズオン(EC2の起動、S3バケットの作成、VPCの構築など)
- AWS公式のハンズオンチュートリアルを順番にこなす

座学だけでなく、必ず実際にAWSを触りながら学ぶのがポイントです。無料枠の範囲内なら料金はかからないので安心してください。ただし、使い終わったリソースは必ず削除することを忘れずに(課金されるリスクがあります)。
ステップ3:AWS認定資格を取得する(3〜5ヶ月目)
ここで資格取得に取り組みます。未経験者が取得すべきAWS認定資格は以下の順番です。
資格の詳細についてはAWS認定公式ページで確認できます。
取得の順番
- AWS認定クラウドプラクティショナー(まずここから)
- 難易度:★★☆☆☆
- 勉強期間:2〜4週間
- 合格に必要なスコア:700/1000点
- AWS認定ソリューションアーキテクト – アソシエイト(本命)
- 難易度:★★★☆☆
- 勉強期間:1〜2ヶ月
- 合格に必要なスコア:720/1000点
ソリューションアーキテクト(SAA)まで取得できれば、未経験でもかなり戦えるレベルです。「SAA取得者は未経験でも書類通過率が2倍以上になる」というエージェントの声もあるんですよね。
効率的な資格勉強のコツ
- Udemyの模擬試験を最低3回分解く(合格ラインの80%以上を安定して取れるまで繰り返す)
- 間違えた問題はなぜ間違えたかをノートに記録して復習
- AWS公式ドキュメントの「よくある質問(FAQ)」を読む(試験にそのまま出ることがある)
AWS資格の学習ロードマップについては以下の記事で解説しています。

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ステップ4:ポートフォリオを作る(4〜6ヶ月目)
資格だけでなく、「実際にAWSで何かを作った」という実績があると転職活動で強力な武器になります。ポートフォリオがある人とない人では評価が段違いなんですよね。
おすすめのポートフォリオ例
初級:静的Webサイトのホスティング
- S3 + CloudFront + Route 53で静的Webサイトを公開
- ACMでHTTPS化
- CloudFormationでインフラをコード化
中級:サーバーレスWebアプリケーション
- Lambda + API Gateway + DynamoDB でREST APIを構築
- フロントエンドはReactでS3にホスティング
- CloudWatch でログ監視を設定
上級:可用性の高いWebアプリケーション
- VPC + EC2(Auto Scaling)+ ALB + RDS(Multi-AZ)で高可用性構成を構築
- Terraformでインフラをコード化
- GitHub Actions でCI/CDパイプラインを構築
最低でも中級レベルのポートフォリオを1つ作ることを目標にしましょう。GitHubにソースコードを公開し、READMEに構成図と使用技術を書いておけば完璧です。
構成図を作るツール
AWSの構成図はdraw.io(無料)で作るのがおすすめです。AWSの公式アイコンが用意されているので、きれいな構成図が簡単に作れますよ。
ステップ5:転職活動を始める(5〜7ヶ月目)
資格とポートフォリオが揃ったら、いよいよ転職活動です。ここまで準備できている人は面接でも自信を持って話せるはずですよ。
応募すべき求人のタイプ
- クラウドインフラの運用・構築ポジション:未経験でも採用されやすい
- AWSを使っているSaaS企業:クラウドネイティブな環境で経験を積める
- MSP(マネージドサービスプロバイダ):多様なAWS案件に携われるので成長が早い
使うべき転職サービス
- レバテックキャリア:IT特化で、クラウドエンジニア求人が豊富
- Green:自社開発企業のクラウド関連求人が多い
- ワークポート:未経験からのIT転職に強い
- doda:総合型で求人数が多い、インフラ求人も充実
面接でアピールすべきポイント
- AWS資格を独学で取得した学習意欲
- ポートフォリオで実際にAWSを使った経験
- 前職のスキルとの掛け合わせ(営業経験 → 顧客折衝ができる、事務経験 → ドキュメント作成が得意、など)
インフラエンジニアへの転職ロードマップについては以下の記事で解説しています。



ステップ6:入社後のキャリアアップ戦略
転職が決まった後のキャリアパスも見据えておきましょう。入社してからの方が成長速度は何倍にもなるんですよね。
入社1年目の目標
- 実務でAWSの主要サービスを一通り経験する
- Terraformによる IaC を実践レベルで習得する
- AWS認定デベロッパーアソシエイトまたはSysOpsアドミニストレーターを取得
入社2〜3年目の目標
- AWS認定ソリューションアーキテクト – プロフェッショナルに挑戦
- Kubernetesの実務経験を積む
- 設計・要件定義から担当できるレベルを目指す
- 年収500〜600万円への昇給または転職
3年目以降のキャリアパス
- クラウドアーキテクト:大規模システムの設計を担当(年収700〜1000万円)
- SRE:信頼性エンジニアリングの専門家(年収650〜900万円)
- DevOpsエンジニア:開発と運用の自動化推進(年収600〜900万円)
- フリーランス:AWSのスキルがあれば月単価60〜100万円も狙える
よくある質問(FAQ)
Q. 完全未経験でも本当にクラウドエンジニアになれますか?
A. はい、可能です。ただし、AWS資格(最低でもクラウドプラクティショナー、できればSAA)とポートフォリオの準備は必須です。準備なしでの転職はさすがに厳しいですね。
Q. AWSとGCPとAzure、どれを学ぶべきですか?
A. 迷わずAWSから始めてください。クラウド市場シェアNo.1で求人数も最多です。AWSを学んでおけば、GCPやAzureへの応用も効きますよ。
Q. クラウドエンジニアにプログラミングスキルは必要ですか?
A. 最初は必須ではありませんが、Python(boto3)やシェルスクリプトの基礎は早めに習得しておくと良いです。IaCツール(Terraform、CloudFormation)ではコードを書く必要があるため、徐々にプログラミング力も求められるんですよね。
Q. 学習にかかる費用はどのくらいですか?
A. 独学の場合、3〜5万円程度で十分です。内訳はAWS認定資格の受験料(2つで約35,000円)+ Udemyの講座(2,000〜4,000円程度)+ 書籍代(2,000〜3,000円)です。AWSの無料枠を使えば、ハンズオンの費用はほぼかかりません。
Q. 未経験からの転職にどのくらいの期間がかかりますか?
A. 学習開始から転職成功まで、平均6〜9ヶ月程度です。集中して取り組めば最短4〜5ヶ月で転職先が決まるケースもありますよ。
Q. 年齢制限はありますか?30代でも大丈夫ですか?
A. 30代でも十分可能です。クラウド人材は慢性的に不足しているため、年齢よりもスキルと学習意欲が重視されます。実際に30代で未経験からクラウドエンジニアに転身する方は多いですよ。
まとめ:クラウドエンジニアは未経験からでも目指せる成長職種
クラウドエンジニアは、2026年現在も需要が供給を大きく上回っている成長職種です。未経験からの挑戦は十分に現実的ですが、しっかりとした準備が成功のカギを握ります。
ロードマップをまとめると以下のとおりです。
- IT基礎知識を身につける(ネットワーク、Linux、サーバー)
- AWSの基礎を学ぶ(ハンズオンで実際に触る)
- AWS認定資格を取得する(クラウドプラクティショナー → SAA)
- ポートフォリオを作る(AWSで実際に何かを構築する)
- 転職活動を始める(IT特化エージェント + 転職サイト)
- 入社後も継続的にスキルアップする(上位資格、Kubernetes、Terraform)


最初の一歩は「AWSの無料アカウントを作ること」です。実際にEC2を起動してみるだけでも、クラウドの面白さが実感できるはず。今日からAWSに触れ始めれば、半年後には立派なクラウドエンジニアの卵ですよ。
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